CREATE 2004/05/08
APPEND 2004/05/22

そろそろホンマに新しいデジカメが欲しいんとちゃうのん!?
(CoolPix 950 の後継選びは難しい Part 2。そして、ついに購入)。

今から約2年前「そろそろ新しいデジカメが欲しいんとちゃうのん!?(CoolPix 950 の後継選びは難しい)」を書いた。
ほんとに難しかったのだ。その証拠に、それを書いた2年後に、未だに CoolPix 950 を使っているのだから。
でも、CoolPix 950 で我慢できるから、とか、そういうことでは断じてない。

CoolPix 950 が出た当時(約5年前)、市場に出た 200万画素機は、どれもかなり優秀で、どの機種を選んでも満足いく画質が得られる、ということで、デジカメの歴史の中では、かなり重要な時期だったと思う。その中で、CoolPix 950 は、画質を含めて、人気・実力ともにトップのデジカメだった。そう。同じ200万画素機でも、かなりキレイに写る、というふれこみだったのだ。
しかし、2年前の時点で、売れ筋の4万円程度の「安い」デジカメに、既に画質でも負けていたはず。
当時「いくら E950 (CoolPix 950) が、いいデジカメだと言っても限界があります。(もうすぐ3年だな〜。がんばりました)。はっきり言って、今では超不満です。(当たり前。3年前のデジカメが現役で使えているだけで奇蹟です)。」と書いていましたね。

あれから約2年。
CoolPix 950 も、もう5年も現役で頑張っています。
画質は、ホントに、我慢ならないくらい、気に入ってません。

それでも、買い換えなかったのは、ひとえに「欲しいと思う魅力的なデジカメがなかった」ということに尽きます。
2年前に、新しいデジカメ候補として、最終的に挙げたのは FujiFilm FinePix S602 でした。
S602 は、けっこういいデジカメだったと思うのですが、何がいけないかというと、所有する喜びがないということ、でかすぎるということ、その割にはスペックがいまいちだったこと、それとフジだったこと、です。

2年間で、デジカメの性能が更に飛躍的に伸びましたね。なんつっても、市場が劇的に広がったために、いいのが安く出てます。
そろそろ買いどきかな、と、今度はホントに買うぞ〜!

いちおう、マイデジカメ歴、書いておきます。

マイ デジカメ歴
時期 機種 現状
1997年7月 CASIO QV-100 オークションで売却
1998年1月 Kodak DC210Zoom 知人に売却
1999年8月 Nikon CoolPix 950 現在も現役で使用中


とりあえず、今、気になっている機種は、

欲しいランキング 機種
1位 CASIO EXILIM ZOOM EX-Z40
2位 CASIO QV-R51
3位 CANON PowerShot A80

です。

なんだか2年前に気になっていた機種とはえらく方向性が違うので自分でもびっくりしてしまいます。
でもね、ちょっと考えたらすぐにわかるんです。この2年で、このクラスのデジカメが劇的に進歩したために、かつて、CoolPix 950 でなければ満足しなかった撮影シーンでも、このクラスでOKになってしまったということなんです。

ツーリングに行くには、単三乾電池が必須と思っていたので、単三を使えるデジカメの中から調査して、はじめは PowerShot A80 に目を付けました。
はじめは、今使っている CoolPix 950 と比較して小さいので、これでもいいと思ったのですよ。デザインも、CoolPix と比べると洗練されているし、キヤノンブランドにも密かに心惹かれるものがありました。サンプル画像もきれい。1/1.8CCDっていうのもうれしかった。マクロの性能も悪くない。広角も38mmから、と今の CoolPix と同じだし。で、これがけっこう安いのだ。
使い勝手は、A75と比較して若干使いにくいけど、まあ許容範囲。A75はカーソルの中央に確定キーがあるのに、A80はカーソルの中央にはキーはなく、確定キーは左の方にある。右手でカーソル、左手で確定。これはちょっと違和感あり。液晶は角度を変えられるようになっていて一瞬便利そうなんだけど、正直こんなの付いてないほうが良かったけど、有ってもいいかとか。
どうせ2年使ってまた替えればいいので、もう買っちゃってもいいかなと思って、財布に手が伸びはじめました。

ああ、でも、他の機種もちょっといじってからでも遅くないぞ、と思い。他の機種もいろいろいじってみました。まず、PENTAX OPTIO S4i。これは A80 に比べて劇的に小さい単三電池用デジカメ。デザインも A80 のモサい感じではなくて洗練されている。さすがに EXILIM や IXY に比べたらダメだけど、いま流行りの洗練されたデザインのデジカメの一角。だけど、この機種は、とにかく操作性が悪い。カーソルキーと確定ボタンのクリック感が悪すぎる。ポコッという感じ。頻繁にプチプチやるには、精神衛生上悪そう。で、即、候補から外れる。

次に IXY DIGITAL 400。これは世間で評判いいけど、私はいいと感じなかった。ストラップを取り付けるところが、生理的に受け付けないデザイン。それだけではなく、全体的なデザインも、あまり好きにはなれない。今思うと、決定的にダメなところはないのだが、この時点では、単三電池が使えることが、絶対条件だったためにダメになったというのが一番合理的な説明。

その次に見たのが CASIO QV-R51。これはちょっと使ってみて、理想のデジカメだと感じた。スペックもいい、デザインも好き、単三電池で、電池の持ちが抜群。サンプル画像もかなりきれい。非のうちどころがない。液晶画面が大きく、操作性も抜群に良い。しばらく使ってみて、操作が楽しくて仕方がないのだ。起動時間の短さや、レリーズタイムの短さ、大きさ、マクロ機能。500万画素だし。何をとってもすばらしい。
これまた、衝動買いをしそうになった。
ところが、あとで調べてみたら、このカメラのレンズ、広角側が 39mmなのだ。CoolPix が 38mm からだったので、たった 1mm の違い。でも、この 1mm が、決定的な理由となって、別の言い方をすれば、たった1つの小さな数値の違いで、買うことがなくなった。この 1mm の差は少なくはないと思ったし、CoolPix のときにいつも思っていた「もうちょっと広角側が欲しい」という思いが、よみがえって、たとえ 1mm の差でも、許容してはいけないものなのだと思った。

R51 が候補から脱落するのと同時に、突然、候補に上がってきたのが CASIO EXILIM ZOOM Z40 だ。R51 の操作性とほぼ同じ。画素数は400万で充分だ。ただ、電池が専用バッテリー。R51 と比較したら、画質は悪いが、CoolPix に比べると格段に良いのだし、なんと言っても、Z40 は、広角側が 35mm からなのだ。CoolPixよりも良い、というのはとても良い。CoolPix で満足していたのに、Z40 で不満足になる点はゼロ箇所のはず。専用バッテリーも、ここまで撮影枚数を伸ばせたら、悪くないぞ、と思う。
あと、EXILIM は、若い女性に人気のある機種なので、そいう選び方をしてみるのも悪くないなと思う。敢えて CASIO 機を選ぶ美学、そんなのもある。

あの薄型のデジカメを、私が持って、パチパチと撮影するのを想像するだけで快感だ。だんだん欲しくなってくる。EXILIM だから面白い。EXILIM だから話題になる。そんなデジカメが、欲しくなってきた。ああ〜、なんかミーハーっぽくていい!


APPEND 2004/05/22

上記のように書いたあと、突然新たに別の候補が上がってきた。
その機種は、Panasonic LUMIX LC70 だ。

広角側が 39mm であるために、あっさり候補から脱落してしまった CASIO QV-R51 なのだが、それはこの機種が脱落しただけであって、単三の機種が脱落したというわけではない。

単三派のわたしとしては、単三のメリットを、なかなか捨てがたいのです。

そんなとき、Panasonic LUMIX LC70 を見て、決定的な問題点はないなと思った。

欲しいランキング 機種
1位 CASIO EXILIM ZOOM EX-Z40
2位 Panasonic LUMIX LC70

LC70 のサンプル画像を見て、なかなか本格的な画が撮れるんだな、と、ちょっと心が揺らぐ。
EX-Z40 のほうは、コントラストが強く、明るい部分の階調が飛びすぎという感じだった。女性をメインターゲットとしている機種なので、画質よりも、画のわかりやすさに振ってあるのかな。
ただ、比較するとキリがないんだけど、EX-Z40 のサンプル画像を見て、これはこれで、かなりイケてるんじゃないかな、という気もするのだ。

LC70 は、ボテッとしたデザインで、大柄。意外にも、40g 程度しか重さに差はない。しかし、見てくれから受ける印象は大きく違う。何よりも、厚みの違いはいかんともしがたいものがある。

大きさとスタイルの EX-Z40 と、単三電池の LC70 の勝負、という感じだったのです。でも、これ、意外とむずかしかったりするのだ。決定的に、どちらかの機種に決めるのが難しい。

で、電気屋に行って、両機種をバリバリと使ってみた。
EX-Z40 は、非常にスピーディで、操作性抜群で、待たされることがない。
LC70 は、起動時間、レリーズタイムラグは早いのに、撮影後のフラッシュメモリへの書き込みが異常に遅い。なんでこんなに遅いの?っていうくらい遅い。逆に EX-Z40 の方は、どうしてこんなに速いの?っていうほど速い。
フラッシュメモリへの書き込み時間にそんなに差があるとは思えないので、やはりソフトウェアの出来が左右してるんだろうなと思う。

この時点で、操作性の差が決定的に違っていることがわかってきて、EX-Z40 に決まりになった。

実は、直前になって EX-Z40 と EX-Z30 でも迷った。前者は 400万画素、後者は 300万画素機なのだけど、どちらも 1/2.5インチCCDなので、1画素あたりの面積は Z30 の方が大きい。その証拠に、サンプル画像は、Z30のほうが、明らかに発色が良かった。
だけど、やはり300万画素というのは、現時点で選択するのはどうかと思う。CCDのサイズの件も、1画素あたりの面積が 4/3倍になる、というような単純な話では決してないだろうと思う。で、300万画素機は脱落。EX-Z40 で決まった。
EX-Z30 は、グリップの部分の色がシルバーではなく、黒っぽい色だったので、それも影響しました。なんてミーハーなんでしょうか(笑)。

…そんなわけで、新しいデジカメ選びは、ホントに大変だったのですが、ようやく CoolPix 950 の後継が決定して、ついに購入しました。そして、私のデジカメ歴に名を刻みました。ちなみに、色はシルバーです。

マイ デジカメ歴
時期 機種 現状
1997年7月 CASIO QV-100 オークションで売却
1998年1月 Kodak DC210Zoom 知人に売却
1999年8月 Nikon CoolPix 950 間もなく引退?
2004年5月 CASIO EXILIM ZOOM EX-Z40 新しく購入しました